「今の苦い気持ちがこのまま薄れなければ、自分は近くのビルに行き
てっぺんまで登ってそこから身を投げようと思う」
こんな衝撃的な歌詞で始まるのは、ギルバート・オサリバンの名曲 " Alone Again (Naturally) " です。
この曲はとても有名な曲なので、特に誰が歌っているのかを知らない人でも、CMや映画のBGMとして、一度は耳にしたことがあるのではないのでしょうか。
とてもやわらかく、優しい旋律を持つ曲なので、まさかこんな厳しい内容の歌詞であるとは、最近までつゆほども知りませんでした。
歌詞の最後の方は、こんな内容で終わっています。
「父が亡くなった。
なぜ神は、母が唯一愛した男性を連れ去ってしまったのか。
母はひどく心が傷ついたまま残りの人生をすごした。
僕がいくら慰めても彼女は心を閉ざしたまま、一言も話すことはなかった。
65歳の時、母は神に召された。
僕は一日中泣きに泣いた。
そして、僕はまた一人ぼっちになった。当然のごとく」
この曲を聞きたくて、YouTubeで探して聞いたのですが、初めてギルバート・オサリバンがどういう顔をしているのか知りました。
なんか、
" ♪〜What do we do? What do we do?〜♪ "
というフレーズを歌っている時の顔が、異様にホリケンに似ている気がしたのですが、皆さんはどうですか。
2007年のアメリカ映画「ジャームス 狂気の秘密」という映画を見ました。
この映画は70年代後半にアメリカ西海岸で人気となった「ジャームス」というバンドの失墜を描いた映画です。
私は結構パンクバンドも好きなので、色々聞いてきたのですが、このバンドの名前は今回初めて聞きました。
それもそのはず、ジャームスの活動期間はたったの3年で、出したアルバムも1枚きりでした。
しかもこのバンドは、ボーカルのダービー・クラッシュが薬物の過剰摂取で死亡したことにより、終わってしまったのです。
ダービーが死んだのは1980年12月7日で、それは奇しくもジョン・レノンが射殺される一日前のことでした。
映画の中では、ジャームスの曲をライブハウスで演奏するシーンがたくさんあったのですが、曲の中には何となくラモーンズっぽい曲調のものもあり、あれにキャッチーさが加われば、世界的なヒットになっていたのかもしれません。
でもボーカルでもあるフロントマンが死んでしまってはどうしようもありませんが。
ちなみにこの "germs" ですが、「細菌」という意味です。
「すべてのものは "germs" からできている」という意味で、ダービーがつけたのです。
この間 kinari cafe というところに行ってきました。
成田の一坪田というところにあるカフェなんですが、探すのにひどく難儀しました。
小雨ふりそぼる午後に、車でぐるぐるあちこち回ってようやく見つけたのですが、目の前に現れたカフェは、まるで森の中にひっそりとたたずむ可愛らしいおウチ。(←我ながらあまりにもポエムな表現に苦笑)
カフェに入ってみると、中はすっきりとした感じでした。
平日の雨の午後だったので、お客さんは他にはいませんでした。
私はカフェオレとガトーショコラを頼んでみました。
ガトーショコラを食べてみると・・・
めっさ美味でした!
ケーキもパサパサ感がなくしっとりとして、上にかかった生クリームもトロ〜ンとうまくケーキにからんで、なんとも絶妙〜。
千葉っていいよね。こんなカフェもさりげにあったりするし。
みなさんは、アメリカのバンドREOスピードワゴンを知ってますか。
私はあんまりマンガとか読まないので知らないのですが、「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくるロバート・E・O・スピードワゴンという登場人物の名前の由来にもなっているぐらいなので、知る人は知っている有名バンドなのかもしれません。
最近またこのバンドの曲をよく聞くようになって、といってもYouTubeで曲を探して聞いているだけですが、ひとつ面白いミュージックビデオを見つけました。
"Keep On Loving You" という曲なのですが、ビデオの冒頭で、ボーカルのケヴィン・クローニンはクリニックで shrink(精神分析医)によるカウンセリングを受けています。
そこでのセリフ↓
"Here's the problem, doctor.
It's this new album. I wrote this song about a girl. I made her up.
It was only a song, but I can't get her out of my mind.
And every time I think of her, I picture her with other guys, never with me.
She's driving me nuts........but she's so beautiful."
「ひとつ問題があるんです、先生。
新しいアルバムについてなんです。ある女性についての歌を作りました。その女性は想像上の人物です。
ただの歌なのに、彼女が頭から離れないんです。
彼女のことを思い浮かべると、いつも別の男と一緒にいるんです、決して僕とは一緒にいてくれない。
頭が変になりそうです・・・・でも、彼女はとても美しくて」
さて、この「彼女」とは一体誰なのでしょう。
答えは、動画の最後に出てきます。
お暇なら https://www.youtube.com/watch?v=u-mw1HGJjdA ←で確認してみてくださいね。
私はあまりジャパニーズポップを聞くことがないのですが、すご〜く好きな日本のバンドがあって、それはエレファントカシマシとスピッツなのです。
スピッツは「ロビンソン」が大ブレイクして以来ずっと好きです。
特に好きなのは草野マサムネさんのすんだ歌声です。あとは歌詞の中の独特な日本語の言い回しかな。
マサムネさんは、自分の歌詞の中に英語を使うのがあまり好きではないと言っているのを聞いた事があります。
昔「JAPAN.」という音楽雑誌のインタビューで以下のように語ってました。
「自分が日本人であるということをどっかで考えてつくっちゃうんですね。
だからサード・アルバムの "ハニー・ハニー" で《イッツ・ソー・ブリリアント》って歌った時は、もう、すっごい踏み絵を踏むような気持ちだったんですけど(笑)」
てことで、私も自分が持っているスピッツのアルバムの歌詞の中に英語を探してみました。
確かに本人が言うように、英語を使っている歌詞がほとんどありませんでした・・・・・が、とうとう見つけましたよ〜。
それは「運命の人」という曲の中ですが、
走る 遥か この地球の果てまで
恥ずかしくても まるでダメでも かっこつけて行く
アイニージュー いつか つまづいた時には
横にいるから ふらつきながら 二人で見つけよう
・・・・・・・・・・・・・・
よりによってJ−POP頻出英語第一位の「アイニージュー」かぁ。。。。
でも、やっぱり好きです、マサムネさん。
先日お茶の水にある「スタイルズケイクス&CO.」というカフェに行ってきました。
お茶の水の駅からは結構遠くて、神保町の三省堂さんまで歩いて、そこからマックとミニストップが並んだ通りの奥にひっそりと構える小さなお店でした。
ここはタルトとキッシュ専門のお店らしいのですが、私はロールケーキといちごのタルトを食べました。
タルト生地はサックサクでとても風味がありました。
実はお茶の水には縁がありまして、というのも私は高3の現役時に大学受験に失敗しまして、1年間浪人したのですが、その間お茶の水の駿台予備校に通いました。
今回本当に久しぶりにお茶の水の駅でおりましたが、街の様子はそんなに変わっている感じでもなかったです。
もちろん前あったお店は結構違うお店に変わってしまいましたが。
お茶の水には明大があるので、若い人が多いですね。
自分もウン十年前ここを毎日歩いていたのですが、やっぱり浪人生だったから、明大生のような明るさはなかったかも。
映画「ミッドナイトラン」の中で、ロバート・デ・ニーロ扮するジャックと、チャールズ・グローディン扮するデュークの間で以下のような会話がなされます。
DUKE : I can't fly.
JACK : What?
DUKE : You heard me, I can't fly. I suffer from aviophobia.
JACK : What does that mean?
DUKE : It means I can't fly. I also suffer from acrophobia and claustrophobia.
JACK : Well, I'll tell you what. If you don't cooperate you're gonna suffer from fist-a-phobia.
デューク :僕は飛べないんだ。
ジャック :なに?
デューク :聞いたろう、飛べないんだ。僕は飛行恐怖症なのさ。
ジャック :どういう意味だ。
デューク :飛行機に乗れないんだ。あとは高所恐怖症と閉所恐怖症もわずらっている。
ジャック :いいか、俺についておとなしく飛行機に乗らなかったら「鉄拳恐怖症」にしてやるぞ。
この「〇〇恐怖症」と英語で言う際、"〇〇phobia" と言うのですが、単語の終わりに "phobia" という言葉を付け加えると、そういう意味になるようです。
ですから、ジャックは自分の言うことを聞かないデュークにむかって、お前は "fist(←こぶしの意味)phobia" になる、つまり言うことを聞かなければ、お前を殴るぞという意味のジョークをとばしている訳です。
私は米ドラマの「名探偵モンク」というのが好きなのですが、このドラマのなかで、主人公のエイドリアン・モンクは強迫性障害をわずらいながらも、天才的ひらめきで数々の難事件を解決していくという物語です。
ちなみにWikipediaで調べると、彼の兄のアンブローズは「広場恐怖症」というのをわずらっているんだそうです。
「広場恐怖症」てなんだよ〜、と思ったのですが、家の外にでた際に、何か発作などを起こすのではないかと予期して不安になる恐怖症なのだそうです。
ちなみにこの「広場恐怖症」を英語にすると "agoraphobia" になります。
そして、"agora" は「集会場、市場」という意味なんだそうです。
最近レオナルド・ディカプリオ(←以降デカちゃん)が気になります。
もちろんずっと前から知っている俳優でしたが、昔は全く興味ありませんでした。
初めてデカちゃんを見たのは、ジョニー・デップと共演した「ギルバート・グレイプ」でした。
この時は美味しいところは全部ジョニー・デップがもっていってしまっていたので、あまり印象には残りませんでした。
その後「タイタニック」であれよあれよと言う間にスターダムに。
ちなみに、私は「タイタニック」には全く食指が動かず見ていませんし、今後も見ることはないでしょう。
それから私自身もあまり映画を見ない時期が続き、デカちゃんのことは全く忘れていました。
でも、3年前にたまたま「インセプション」を映画館で見たところ、デカちゃんが年を重ねたとともに、素敵に渋くなったことに気づいたのです。
なんだろう〜、もちろんイケメンとは言えない顔立ちなのでしょうが、最近のデカちゃんには強い魅力を感じます。
敢えて言うと、顔に刻まれたシワが素敵なのです。
額に大きな筋が一本刻まれて、眉根にも深いシワがあります。
年を着実に重ねたというのが顔相から如実に伝わってきます。
そこが良いのです。渋いのです。
でも、目の表情は若いんだよな。そのギャップもまた良い。
諸手をあげて褒め殺してみましたが、今一番楽しみにしているのは6月に公開される「華麗なるギャツビー」です。もちろん、デカちゃんが主演です。
ロバート・レッドフォードとミア・ファロー版の「ギャツビー」は見ていますが、個人的にはレッドフォードより、デカちゃんの方がギャツビーに合っているような気がします。
わくわく。
目下「ビートルズ祭り」が続行中なんですが、今一番好きなのはジョージ・ハリスン作詞・作曲の最高傑作 "While My Guitar Gently Weeps" です。
この曲の歌詞の中で圧巻なのは↓の部分です。
I don't know how you were diverted
You were perverted too
I don't know how you were inverted
No one alerted you.
ここでは韻を含んだ単語がいくつかでてきます。
divert →そらす
pervert →曲解する
invert →逆にする
alert →警告する
つまり、上記の歌詞の部分は
「どうやって君が道をはずれさせられたのか
そして君が人に誤解されることになったのかわからない
どうやって君が裏表にされてしまい
そしてそのことを君に注意してくれる人が誰もいなかったのかわからない」
という意味になります。
先ほど上記した4つの単語の内、上の3つには "vert" という文字が終わりについています。
この "vert" はラテン語の "verto" という単語に由来しています。
"verto" は元々「回る」「変える」という意味です。
この "vert" という文字が終わりについている単語には、なにか「ねじれてしまった」という意味がつく事が多いです。
"While My Guitar Gently Weeps" は、不幸にも自分の何かが歪んでしまい、愛をうまく表現できなくなってしまった女について歌っています。
みなさん、お元気ですか。
私は目下プチ「ビートルズ祭り」をやってます。
何のことはない、最近ビートルズを聞き直してるというだけの話ですが。
"Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band" はリンゴがボーカルを取る "With a Little Help From My Friends" なども入っており、おトク感のある1枚です。
このアルバムの曲はどれも味わいがあるのですが、好きなのは "When I'm Sixty-four" (僕が64歳になっても)ですかね。
この曲は映画「ガープの世界」のオープニング曲としても使われています。
「ガープの世界」はアメリカの作家ジョン・アーヴィングの作品です。
暴力とか性とか生々しいリアルな現実を描きながらも、それを皮肉に昇華して笑い飛ばすといった作風の作家です。
このジョン・アーヴィングには一時超ハマりました。
一番好きなのは「第4の手」という本です。
これは左手をライオンに食いちぎられたプレイボーイが(←なんという設定)思いもよらない相手を愛してしまう、という変化球系ラブストーリーです。
もしも映画化するようなことがあれば見てみたいものです。
ところで、最後に "Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band" の話に戻りますが、久しぶりにこのアルバムのカバーワークをじっと観察してみると、なんと!福助人形がビートルズの4人のそばに置いてあったりして、なんか笑えます。
どこであの福助人形ゲットしたんだ・・・。