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ミチルのブログ

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件名: 靴クリーム。
日時: 2014/11/03-19:22

今日のテーマはなんてことはない、シュークリームについてです。
で、何故シュークリームかというと、この間食べたシュークリームがあまりにも美味しかったので、そのことを書きたかったという。

先日久しぶりに新宿の伊勢丹に行きました。
帰りに何かスイーツを買っていこうと思い、地下のフードフロアをぶらぶら歩いてたら、ぱっと目に入ったのが「サダハルアオキ」のシュークリームでした。
決してリーズナブルなお値段のシュークリームではありませんでしたが、家に帰って食べたら、これが・・・・「ウ、うまいっっ」とうなるほどの美味しさ。
敢えて美味しさの秘密をさぐると、カスタードクリームが変に奇をてらったものではなく、基本に忠実な正統派のものだったことが良かったのかもしれません。

今のところ一番好きなシュークリームはサダハルアオキのやつですが、二番目に好きなのは銀座ウエストのシュークリームです。
ここのは皮がとても素朴で、家でお母さんが焼いたような地味な感じのやつですが、クリームがすごくて、皮の天井ギリギリまでぎっしり詰まってます。
とても食べごたえがあり、一個食べたら満足感がハンパないです。
三番目に好きだったのは、「パティスリー ミツワ ギンザ」の銀座シュークリームです。
「好きだった」と過去形なのは、この店は昨年2013年に閉店してしまい、もう食べられないんです。
この「パティスリー ミツワ ギンザ」は和のテイストを洋菓子に取り入れた個性的なパティスリーで、いたく気に入っていました。残念だなぁ。

でも、いつもシュークリームのために東京まで行くのは大変なので、今日はコージーのシュークリームで我慢するとするか。
って、イカン・・・・完全に「食欲の秋」になってしまっているわけで。。。


件名: アメリカに生まれて。
日時: 2014/10/19-19:27

ブルース・スプリングスティーンの「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」ですが、有名な曲なので、皆さんも一度は聞いたことがあると思います。
ちょっと今日はこの曲の歌詞の一部を訳してみたいと思います。

Come back home to the refinery
Hiring man says "son if it was up to me"
Went down to see my V.A. man
He said "son don't you understand now"

(ベトナム戦争から)戻って製油所に復職しようとした
人事の担当は「すまん、俺には決定権がないんだよ」と言った
復員軍人援護局の担当者にかけあったら
彼は「もういい加減あきらめてくれないか」と言った

Down in the shadow of the penitentiary
Out by the gas fires of the refinery
I'm ten years burning down the road
Nowhere to run ain't got nowhere to go

州刑務所に日当たりをさえぎられて
製油所のガスの炎からも離れて
10年も自分の行く手をつぶしてきた
逃げる場所も行き着く場所もない

Born in the U.S.A.
I was born in the U.S.A.
I was born in the U.S.A.

俺はアメリカ合衆国に生まれた
アメリカ合衆国に生まれて
アメリカ合衆国に生まれて・・

なんだろ、この曲を聞いた後、何か悲しくて泣きたい気持ちになりました。
この歌の歌詞を知る前は、この曲は「俺はアメリカに生まれたんだ。ヤッホー。最高さ!」みたいな歌だと思ってました。
でも実はなんとも救いのない歌なんですよね。
この曲は歌詞の意味を調べてからじっくり聞いてみてください。
ほんと、やるせなくて泣けてきます。


件名: Smells Like Teen Spirit
日時: 2014/10/15-11:15

90年代のグランジの旗手、ニルヴァーナの最大のヒット曲 "Smells Like Teen Spirit" の歌詞は皮肉に満ちた歌詞だと思います。
言葉遊びみたいな部分もあって、特に

Hello, hello, hello, how low

(ハロー、ハロー、ハロー、 どれくらい深みにはまった?)

の辺りは語呂も合っていて、しかも意味深でとても面白いと思います。

この曲の終わりは "A denial, a denial, a denial, a denial, a denial" と、"denial(否定、否認の意)という単語の羅列で終わります。
しかし、この "denial" という単語ですが、実際は「否定、否認」という意味よりも、「自己欺瞞(自分で自分を騙すこと)」という意味で使われていることの方が多い気がします。

この "denial"(自己欺瞞)がどういう文脈で使われているかというと、例えば

・自分が太ったせいで今まではけていたズボンがはけなくなったのに、クリーニングに出して縮んだせいではけなくなったんだと周りの人に言いまわる

・『オレオカロリーハーフ』(オレオはアメリカ発の高カロリークッキー、『オレオカロリーハーフ』はカロリーがいつもの半分になった低カロリー商品)が発売したので、ちょっと太り気味の人が「やった、これでいつもの倍オレオを食べてもやせられる!」と歓喜する

↑こういうのを傍らで見ていた人が「これぞ "denial" だね」とあきれて言ったのをアメリカのドラマの中で見たことがあって、つまり "denial" は「自己欺瞞」の意味でも使われるんだなと思った次第です。


件名: The Peter Bradley Show
日時: 2014/10/03-12:09

今日の表題の「ピーター・ブラッドリー・ショウ」は "Charlie Rose Show" のパロディです。(この "Charlie Rose Show" はアメリカ版『徹子の部屋』みたいな番組ですかね)
「ピーター・ブラッドリー・ショウ」を撮ったのは、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」や「グランド・ブダペスト・ホテル」のウェス・アンダーソン監督です。

「ピーター・ブラッドリー・ショウ」(←長いので今後はPBショウと表記)は架空の番組ですが、出演者はみんな「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」に出演しているエキストラ俳優たちです。
彼らの一人、ブライアン・テネンバウムは、ホストであるピーターからジーン・ハックマンと共演したことについて、以下のように聞かれます。

Peter Bradley: What was it like working with Gene Hackman?
Brian: After I saw the finished project, I was very impressed with his acting.
Peter Bradley: You mean while he was doing it in front of you and talking when you were impressed?
Brian: Well, the way the shot that I was in work at it, I really couldn't see what he was doing because....

とここまで一生懸命に喋っているブライアンに対して、ピーターはがん無視して言っていることを途中でさえぎってしまいます。
このPBショウはピーターのゲストに対するさえぎりっぷりがものすごいです。
ほとんどのゲストは最後まで喋らせてもらえない感じ。
でもその自己中な様子が笑えます。

↓もしよろしければ動画をご覧になってみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=gX2M0y6EH-A
どの人の英語も非常に聞き取りやすく、リスニングの勉強になります。


件名: HAPPY NUTS DAY
日時: 2014/09/24-13:46

先日八千代台駅近くに4月にオープンした iijima coffee(イイジマコーヒー)というカフェに行ってきました。
会計の際、レジの近くに小さな瓶が置いてあって、「これ何ですか」と聞くと、「九十九里の会社が作ってるピーナツバターですよ」ということだったので買ってみました。
翌朝、トーストした食パンにさっそくつけて食べてみると、これが・・・
すごく美味しかったぁ〜。

私は前にこのブログでアメリカ発のピーナツバター "Skippy" についての記事も書いたことがあるんですが、このスキッピーは、いちごジャムやマーマレードなんかを上塗りして食べることを前提としているので、ピーナツバター自体に全然甘みがなくて、単体としてはちょっと物足りないんですよ。
でもこの HAPPY NUTS DAY のは、ほんのり甘みがあって、深いコクもあり、単体で塗っても十分美味しいです。
しかも添加物も一切入っていないそうなので、とてもヘルシーです。

ところで、この HAPPY NUTS DAY ですが、九十九里にあるピーナツバターを作っている会社ということなんですが、この "NUTS" という単語はちょっと『取り扱い要注意』な単語なんです。
"nuts" は名詞では、「木の実」のナッツの意味ですが、それよりも日常では形容詞で使うことのほうがよほど多い単語です。
その際の "nuts" は「頭がイカレた、ばかげた、くだらない」という意味になります。
HAPPY NUTS DAY は何の前提もなく、ぱっと読むと「ハッピーだけどバカげた日々」という意味にとれます。
うーん、なかなかシュール。


件名: ボギー!俺も男だ。
日時: 2014/09/19-09:57

先日うちの教室に来ている高校1年生の生徒さんと話していたら、彼女たちが「摩天楼はバラ色に」という映画のことを知っていてビックリしました。
この「摩天楼はバラ色に」は1987年のアメリカ映画で、主演はその当時人気絶頂だったマイケル・J・フォックス。
私はこの映画が封切りになった時に東京の映画館にわざわざ見に行った思い出があります。
彼女たちが、自分が生まれるよりもずっと前の映画を知っているなんて、なんか嬉しくなりましたよ。

それで、改めてウィキペディアでこの映画のことを調べてみると、この映画の監督がハーバート・ロスであったことに気づきました。
このハーバート・ロスが監督した映画でとっても好きな映画があって、それは1972年の "Play It Again, Sam" という映画です。
この映画はウディ・アレンが主演しているのに、彼が自分で監督していないという非常にまれな一本です。

ウディ・アレン演じるアランは映画「カサブランカ」にとりつかれていて、何か重要な決定をするときは、必ずボギーの幻影が彼の前にでてきます。
アランは彼の妄想のなかのボギーにアドバイスを受けないと何ひとつできないという有様。
でも、ストーリーの最後には「カサブランカ」の中のボギーと同じように、好きな女を彼女が愛している男と旅立たせようと有名なセリフを彼女に言うのです。

"If that plane leaves the ground and you're not on it, you'll regret it;
maybe not today, maybe not tomorrow, but soon, and for the rest of your life."

「もしあの飛行機が飛び立って、君が乗っていかないとしたら、君は後悔するだろう
今日じゃないかもしれないし、明日じゃないかもしれない
でもじきに後悔するだろう、残りの人生ずっと」

このセリフを言うときのウディ・アレンがすごいナルシスティックなんだけど、同時になんか笑えた。
この映画の邦題は「ボギー!俺も男だ」というのですが、この邦題もすごくイカしてると思うんです。
もし秋の夜長にすることがなければ、この映画でもご覧になってみて下さい。


件名: 四つ数えろ。
日時: 2014/09/11-08:40

スティーブ・マーティン主演の1982年の映画「四つ数えろ」は、もうすでにタイトルからしてパクってますね。
元ネタはいわずもがなのボギーとローレン・バコールの「三つ数えろ(1946)」です。

この映画の中で、スティーブ・マーティンは私立探偵を演じており、美女の依頼で彼女の父のミステリアスな死の真相にせまります。
とはいえこの映画は正真正銘のコメディであり、また昔の映画の数々の名シーンを張り合わせて作っているので、スティーブ・マーティンは、ハンフリー・ボガートやイングリッド・バーグマン、果てはベティ・デイヴィスなどの往年のスターたちと「共演」しているのです。
まあ正直言うと、ありえないほどのつぎはぎ映画なので、どうもストーリーに集中できないのが難ですが・・・

「四つ数えろ」というタイトルは、もうそれ自体がパロディなのですが、実は原題は全然違います。
原題は "Dead men don't wear plaid." (死人は格子柄の服は身に着けない)というタイトルですが、このフレーズは一体何を意味しているのか。
ストーリーの中で、スティーブ・マーティンがこのフレーズを言うシーンがあって、

When I arrived in Carlotta, I thought of the words Marlowe had said to me over fifteen years ago:
Dead men don't wear plaid. Huh. Dead men don't wear plaid.
I still don't know what it means.

「カルロッタ島に到着したとき、私はマーロウが15年以上前に私に言った言葉のことを考えていた。
『死人は格子柄の服を身に着けない』
私はいまだにこの言葉の意味がわからない」

でももっと言うと、「三つ数えろ」自体も原題と全く違くて、「三つ数えろ」の原題は "Big Sleep" (大いなる眠り)だそうで。
日本人は勝手な邦題をつけることにおいては、特異なセンスを有していると思います。


件名: スターバックスのアップルパイ。
日時: 2014/09/04-21:19

すンごい美味しいんだよなぁ〜。
また食べたいなァ〜。
食べる時はお店のひとに温めてもらうと良いと思います。







以上。


件名: "Trick"
日時: 2014/09/04-10:05

2014年秋冬のマリークワントのメイクアップテーマは "Trick" (いたずら、たくらみ)なんだそうです。
そのテーマのコピー内容を書くと、

Be driven by curiosity.
Sometimes it's worth taking a risk.
The tricks you play are part of you.

このコピーをマリークワントジャパンが訳したのを見ると、

好奇心が私を駆り立てる
時には大きな賭けにでる
たくらみさえも魅力に変えてありのままの自分を楽しんで

と訳されておりました。
コピーの一番始めに出てくる "drive" は「追いやる、追い立てる、駆り立てる」という意味です。
"be driven by●●" と言うと、「●●によって駆り立てられる」という意味になります。
ただこの「●●」が人とかではなくて、"curiosity" のような抽象名詞になると「自分の内面にある●●によって、自ら前に進みたくてたまらなくなる」という意味になります。

例えば、"He is self-driven." と言った場合、どういう意味になるでしょうか。
答えは「彼はゴーイングマイウェイな人である」という意味になります。
"self-driven" なので、自分自ら前に進める人、つまり自主独立な人という意味になるためです。
ちなみに「ゴーイングマイウェイ」は和製英語なので、使用の際にはご注意を。


件名: The End of Summer
日時: 2014/08/25-15:07

「夏の終わり」と聞いてみなさんは真っ先に何を思い出しますか。
私の場合は森山直太朗の同名の曲です。
でも今回はこの曲の話ではありません。

ある日本映画で、 "The End of Summer" というタイトルに英語圏で翻訳されているものがあります。
それは1961年の小津安二郎の「小早川家の秋」という映画です。
「小早川家の秋」→ "The End of Summer" となるのはちと解せませんが、言わんとするところは分からなくもありません。

「小早川家の秋」は京都で造り酒屋を営む小早川家の当主、小早川万兵衛の人生最後の恋とそれを取り巻く小早川家の人びとを描いた映画です。
もちろん小津映画常連の原節子や司葉子、笠智衆なども出演していますが、この映画でよかったのはやはり小早川家の当主小早川万兵衛を演じた二代目中村鴈治郎ですね。
人生をほぼ一周廻ってしまった年寄り特有の、無邪気さやコケティッシュな可愛らしさをうまく表現していると思いました。

この二代目中村鴈治郎の孫にあたる中村扇雀が主役を演じる歌舞伎を先日見てきたのですが、やはり血は争えないですね。
二代目中村鴈治郎と中村扇雀はルックスは全然似ていないのですが、二人とも演技の奥底に「ひょうきん」なものが漂っています。
それは教え込まれたものというよりも、血のなせるわざなのでしょう。


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